【新唐人日本2011年2月7日付ニュース】ドイツの連邦検察官は1月31日、54歳の中国系ドイツ人、ジョン(Dr. John Z.)容疑者を中国に法輪功の情報をひそかに流していた疑いで起訴したと発表。ドイツ裁判所も起訴状の受け取りを認め、これから審査し立件した後、開廷日時を決めると述べました。
情報によると、被告の元々の姓は周で、ドイツでは初期の法輪功学習者の1人。これに対し、米国中部・法輪功学会代表の楊森氏は、中国大陸で数千名の法輪功学習者が迫害で亡くなる中、迫害加害者の中国当局に手を貸さないでほしいと訴えます。
ドイツ検察は、2006年から被告の追跡調査を開始。中国共産党に法輪功の情報を流していた証拠が大量に見つかりました。
ドイツの週刊誌“デア・シュピーゲル”は2010年6月、事件を報道。2006年から被告は、法輪功迫害専門組織“610弁公室”の副大臣級と連絡を取り始めました。
報道によると、被告は定期的に610のトップとメールでやり取りし、ほぼ毎日、スカイプで通話をしていました。2008年9月からはドイツやヨーロッパの法輪功関係のメールを大量に中国のホットメール(Hotmail)に転送。2009年2月には、GMXのメールボックスを申請し、中国側と共用していました。
被告はドイツの最も初期の法輪功学習者で、各種活動にも積極的でした。これについて、アメリカ中部・法輪功の代表者は
米中部・法輪大法学会 楊森会長:「我々が信じるのは因果応報です。彼らスパイの罪が深刻なら、きっと罰を受けるでしょう。だから2006年5月、法輪功の李洪志師父はスパイは早く足を洗い告白するよう、述べました。これにより共産党の脅迫から逃れて、やり直し再び修煉者の中に戻れます。本当に慈悲深く、寛大です。間違いを犯しても、改めれば良いとおっしゃったのです。でも分かっていて過ちを犯すなら話は違います。カネや利益のためにまだ悪事をするなら、罰に遭います。これはもう始まっています」
また被告は法輪功ではなく、ドイツ検察に訴えられました。法輪大法は、世界各国で合法だと認められているため、法輪功の情報を探る行為は、地元当局からにらまれます。
米中部・法輪大法学会 楊森会長:「今日法輪功の情報を探り、明日は米国を探り、あるいはドイツの先端技術を探る。彼らは情報機関に監視されます。だからスパイ行為は時期が来ればきっと報いを受けるはずです」
新唐人テレビがお伝えしました。
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